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写真 vol.5/フェイス
¥2,970
写真 vol.5/フェイス ShaShin Magazine 5/Faces 今号では、人間の「顔」、写真と肖像の関係性について考えてみたいと企画し、主題を「フェイス/Faces」としました。巻頭作家は、金川晋吾さんとRyu Ikaさんです。初めて2名の作家の方に巻頭を飾っていただきます。 長引くコロナパンデミックは、人々の生活をドラスティックに変え、あらゆる既成概念が根本から覆されるような時代状況のなか、一枚の写真の持つ意味や解釈もさまざまな変革を問われています。人がマスクで顔を隠すことが当たり前となった期間や、オンラインによる人と人とのコミュニケーションのあり方は、人間の「顔」というものを鏡のように浮かび上がらせ、自己と他者、リアルとバーチャル、とりわけ自分の「顔」というものについてあらためて考えるきっかけになったのではないでしょうか。 写真 vol.5 ShaShin Magazine 5 2,970 円(税込) [口絵 ARTWORKS] 金川晋吾/Kanagawa Shingo Ryu Ika 有元伸也/Arimoto Shinya 鈴木理策/Suzuki Risaku 星 玄人/Hoshi Haruto 山元彩香/Yamamoto Ayaka 中平卓馬/KNakahira Takuma [LONG ESSAY] 大山 顕「プロパティ化する顔写真」 髙橋義隆「名作ポートレート写真集から「時代」を読む」 鳥原 学「各地に起きたインディペンデント・フォトグラファーたちのうねり」後編(一九八〇~二〇〇〇年代) 三橋 純「次世代・生成アイドル写真論」 [SPECIAL] 森村泰昌/Morimura Yasumasa [CURRENT REVIEW] 飯沢耕太郎「時評 写真評論家の眼」 [INTERVIEW] ・巻頭対談・金川晋吾×Ryu Ika(聞き手=飯沢耕太郎) ・顧 錚「東アジア地域における独自の写真表現」(聞き手=許 力静) ・遠藤文香「北海道の地で解き放たれた写真 ―― 色彩と光を描く写真家」 ・九州男「ストリートスナップは「人が集まる人の研究」」 ・浜崎加織(東京都写真美術館 学芸員)「日本の新進作家展vol.20 見るまえに跳べ」 [PHOTOBOOK] 須々田美和(Dashwood Books) 青山ブックセンター本店 火星の庭 ペンギン文庫 SUT(Space Utility TOKYO) ひばりブックス リバーブックス DOOR 編集長:村上仁一 仕様:A5判変形・272ページ 出版:ふげん社 制作:合同会社PCT 2022年1月に創刊した雑誌『写真』は、 現代の日本で起きている写真表現を幅広く紹介し、歴史性、アーカイブ性、批評性、エンターテイメントを含んだテキストで構成し、未来に向けて発信するということを、主なコンセプトとしています。
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写真 vol.4/テロワール
¥2,970
写真 vol.4/テロワール ShaShin Magazine 4/Terroir 写真 vol.4/テロワールでは、写真と風土をめぐる関係に着目。日本各地で制作する写真家たちの作品を通して、現在の日本各地の景観と、風土や文化に対する問題意識や思いを共有します。 We are pleased to announce that we are now accepting pre-orders for the "Sha Shin Magazine" vol.4 "Terroir", which will be on sale on July 20, 2023. 人はそれぞれの風土を生きています。それは生まれ育った環境や自然、土地の風習などの影響だけではなく、ある時どこかで出会い、学びの経験や成長の機会、歓喜の瞬間や深い悲しみの時間といったすべてが蓄積され、染み込んでいって一人の人間としての価値観や信念、人格形成にいたります。そしてそれがある土地。ある集団と交流したときに、その土地固有の文化や風習がみえてくるのではないでしょか。 写真 vol.4 ShaShin Magazine 4 2,970 円(税込) [口絵 Artworks] 石川竜一/Ishikawa Ryuichi 笹岡啓子/Sasaoka Keiko 田附 勝/Tatsuki Masaru 中井菜央/Nakai Nao 山口聡一郎/Yamaguchi Soichiro 田代一倫/Tashiro Kazutomo 北井一夫/Kitai Kazuo [LONG ESSAY] 打林 俊/髙橋義隆/鳥原 学/倉石信乃 [CURRENT REVIEW] 飯沢耕太郎「時評 写真評論家の眼」 [INTERVIEW] ・ポリーヌ・ベルマール(聞き手=佐藤正子) ・森山大道「挑発関係=中平卓馬×森山大道」(神奈川県立近代美術館 葉山) ・新田 樹「Sakhalin(サハリン)」岡崎ひなた「空蝉ミ種子万里ヲ見タ。」 [SPECIAL] 伊藤俊治(評論家) × 石川直樹(写真家) 「秋田 その風土と世界性」 編集長:村上仁一 仕様:A5判変形・ 296ページ 出版:ふげん社 制作:合同会社PCT 2022年1月に創刊した雑誌『写真』は、 現代の日本で起きている写真表現を幅広く紹介し、歴史性、アーカイブ性、批評性、エンターテイメントを含んだテキストで構成し、未来に向けて発信するということを、主なコンセプトとしています。
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写真 vol.2/モザイク
¥2,970
写真 vol.2 モザイク ShaShin Magazine 2 Mosaic 編集長:村上仁一 さまざまな分野で生き方の多様性が問われる現代、一つの問題を特定の言葉で括ってしまうことは、さらなる分断を生んでしまう危険性を孕んでいると感じます。 断片である写真や言葉が、それぞれの背景を持ち、それぞれの個性を放ちながら寄り集まることで、彩り豊かなモザイク画のように社会世相の大きな地図が描けるのではないかという思いから、今号のテーマを「モザイク」としました。 「mosaic」とは、多数の異なる色の石やガラスなどの小片を組み合わせた装飾美術の技法であり、ギリシャ神話の女神に捧げられた洞窟にこの装飾が施されていたことから、ラテン語の「ムーサ(ミューズ)」が語源とされています。また、日本国内における「モザイク」は、プライバシーや個人情報保護のため、またアダルトビデオでの画像加工技術など、隠すことやぼかすことの意味合いでも広く普及しています。 一枚の写真は粒子やピクセルの集合体であると同時に、世界の切り取られた断片でもあります。 一枚のピースに近づきすぎると見えなくなることが、引いて見ることで隣り合う断片が連なり、 共鳴しあって別の世界観を作り出すことができます。 ダイバーシティが求められる現代社会を生きる上で、 写真家たちが世界に寄り添うようにしてとらえた眼差しのモザイクが、 写真を撮る側と見る側にとって、新たな視点のきっかけとなることを願います。 編集長 村上仁一 写真 vol.2 ShaShin Magazine 2 2,970 円(税込) [口絵] 片山真理/Mari Katayama 須藤絢乃/Ayano Sudo 西野壮平/Nishino Sohei 野村佐紀子/Sakiko Nomura 梁丞佑/Yang Seungwoo レスリー・キー/Leslie Kee 石内都/Miyako Ishiuchi 古屋誠一/Seiichi Furuya 編集長:村上仁一 仕様:A5判変形・312ページ 出版:ふげん社 制作:合同会社PCT 2022年1月に創刊した雑誌『写真』は、 現代の日本で起きている写真表現を幅広く紹介し、歴史性、アーカイブ性、批評性、エンターテイメントを含んだテキストで構成し、未来に向けて発信するということを、主なコンセプトとしています。
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写真 vol.3/スペル
¥2,970
写真 vol.3/スペル ShaShin Magazine 3/SPELL 編集長:村上仁一 人は太古の昔から、言葉とともに生きてきました。 言葉によって意思や感情、想起する物事を他者へと伝達し、生きていくことは、言葉を話したり聞いたりすることと分かちがたく、それらの歩みは人の歴史そのものとも言えます。 そして、絵画についで近代に生み出された写真は、言葉に取って代わるほどの共感性、瞬発性を有するビジュアルコミュニケーションツールとなり、さまざまに変容しつつ、互いに補完関係を保ちながら存在してきました。 現在、インターネットを中心としたデジタル情報社会では、言葉も写真もかつての威厳を失い、軽く、速く、遠くへと、瞬時に世界中を飛び交い、ネット上の中空をノイズのように漂っています。 雑誌『写真』第三号では、写真と言葉の復権に着目し、テーマを「スペル」としました。 スペルは、日本語では文字を綴ることを意味する「spelling」と同義で広く使われていますが、英語では呪文や魔力といった意味を含む単語とされています。写真も儀式めいた手法によって目にしたものを切り取り、人々に伝播していく感染呪術のようなものなのかもしれません。 人は言葉なしに写真を考えたり、語ることはできず、写真と言葉はどちらも世界との距離を示すツール、記号であると同時に、その連なりが人と人とを結びつけ、時には人々の心を揺るがし、世界を覆う多様性、複雑さをつなぎとめる力を含んでいます。 今号では、写真と言葉の関係が歴史的にどう展開してきたかを示しつつ、現代日本写真をめぐる新しい糸口を提示します。 誰もが気軽に写真を撮ることができるようになったいまだからこそ、写真家が紡ぐ言葉、写真の周辺で語られる言葉、写真そのものが語りかけるものなど、今号で紹介する写真と言葉が魔力となって、次なるアクションの一つの契機となれば幸いです。 編集長 村上仁一 写真 vol.3 ShaShin Magazine 3 2,970 円(税込) [口絵] 川田喜久治/Kikuji Kawada 宇田川直寛/Naohiro Utagawa オノデラユキ/Yuki Onodera 草野庸子/Yoko Kusano 熊谷聖司/Seiji Kumagai 白石ちえこ/Chieko Shiraishi 吉増剛造/Gozo Yoshimasu 編集長:村上仁一 仕様:A5判変形・288ページ 出版:ふげん社 制作:合同会社PCT 2022年1月に創刊した雑誌『写真』は、 現代の日本で起きている写真表現を幅広く紹介し、歴史性、アーカイブ性、批評性、エンターテイメントを含んだテキストで構成し、未来に向けて発信するということを、主なコンセプトとしています。