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お調子者のスパイス生活 vol.4
¥1,100
SOLD OUT
お調子者のスパイス生活 vol.4 食べてもアッチャー、食べなくてもアッチャー 「ぼくはカレーリーフを育てているのと同時に、カレーリーフに育てられたのだ」とうそぶく著者。かれこれ16年ものあいだカレーリーフを栽培・収穫し、料理に使用してきた。インドではいくらでも手に入る(釣り銭代わりにもらうことも)生のカレーリーフも、当時の日本ではなかなか縁が無かったという。なんとか奄美大島の農家を探し出し、苗を分けてもらって育て始めるが、みるみる葉が落ち、無惨にも枝だけになってしまう。だが、ある春の日におどろくべきことが起きる…。 スパイスにまつわる思い出は限りがない装丁家・矢萩多聞による『お調子者のスパイス生活』シリーズ、4号目にとりあげるスパイスはカレーリーフ。南インド料理が至るところで食べられるようになったいまでも、カレーリーフをどう扱ってよいかわからないひとは多い(私もそのひとりだった)。食べていいのか、だめなのか。著者のネパール人の友人に言わせればどちらでも「アッチャー(よい)」だそうだ。本書を読んで、カレーリーフの存在がやっと身近なものになった気がする。 毎度おなじみ「日本のたべものに合うスパイスを見つける実験コーナー」は「トーストに合うスパイス」。 巻末には付録のカレーリーフを使ったレシピもついています。 お調子者のスパイス生活 vol.4 カレーリーフ付 矢萩多聞 1,100円(税込) 著者:矢萩 多聞 判型:文庫サイズ( 100mm×140mm) 頁数:76ページ 印刷:リソグラフ 発行:生活綴方出版部 矢萩 多聞 画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペン画を描きはじめ、南インドと日本を半年ごとに往復、横浜や東京で展覧会を開催。2002年から、本のデザインにかかわるようになり、これまでに600冊を超える本を手がける。2012年、京都に移住。現在は出版レーベルAmbooksや、WEBラジオ「本とこラジオ」など、本とその周辺をゆかいにするべく活動中。 著書に『美しいってなんだろう?』(世界思想社)、『本とはたらく』(河出書房新社)、『本の縁側』(春風社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、 共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。 ※掲載商品は店頭でも販売されています。ご注文のタイミングにより品切れの可能性もありますので、その場合はご連絡いたします。
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お調子者のスパイス生活 vol.3
¥1,100
お調子者のスパイス生活 vol.3 ターメリック 矢萩多聞『お調子者のスパイス生活』シリーズ第3弾、ターメリック編。 日本人がイメージする「カレー」の要素は香りや味ではなく、カレー色によるものではないか? カレー色をつくりだす「ターメリック」は、インド料理の長い歴史の中では新参者だった。唐辛子もターメリックもない古代インドの人たちはなにを食べていたのか。黄色く染めるだけじゃない、料理をまとめあげる威力があるターメリックの謎に迫る一冊。 ほか、SNSでプチ炎上した「タンドリーチキン問題」や、インドの見立て料理について、ちょっと真面目におもしろく、スパイスの周辺を考える。おなじみ実験企画は「焼き餃子に合うスパイスを探して」。おまけスパイスにはターメリック5gつき。 お調子者のスパイス生活 vol.3 ターメリックパウダー付 矢萩多聞 1,100円(税込) 著者:矢萩 多聞 判型:文庫サイズ( 100mm×140mm) 頁数:64ページ 印刷:リソグラフ 発行:生活綴方出版部 矢萩 多聞 画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペン画を描きはじめ、南インドと日本を半年ごとに往復、横浜や東京で展覧会を開催。2002年から、本のデザインにかかわるようになり、これまでに600冊を超える本を手がける。2012年、京都に移住。現在は出版レーベルAmbooksや、WEBラジオ「本とこラジオ」など、本とその周辺をゆかいにするべく活動中。 著書に『美しいってなんだろう?』(世界思想社)、『本とはたらく』(河出書房新社)、『本の縁側』(春風社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、 共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。 ※掲載商品は店頭でも販売されています。ご注文のタイミングにより品切れの可能性もありますので、その場合はご連絡いたします。
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お調子者のスパイス生活 vol.1
¥1,100
SOLD OUT
お調子者のスパイス生活 vol.1 クミン お調子者の装丁家が綴る、辛くも酸っぱいスパイスの記憶。レシピと付録のスパイス付きのシリーズ第一弾。 「台所で、店先で、雑踏で、人と人の間でクミンシード。その匂いが呼吸とともにやってくると、ぼくの腹の底のほうで「生きてるぜい」という野太い声が響くのだ。」 9歳から毎年インド・ネパールを旅し、中学1年で学校を辞めてペン画を描きはじめ、その後はインドと日本を行ったり来たり。長いことインドと付き合ってきた多聞さんが、スパイスと自分の生活について思いめぐらすと、スパイスによっていかに自分の価値観や、他者への向き合い方が変わっていったのか、ということを考えるはめになったそう。 お題が「クミン」だけでこんなに豊かなエピソードが出てくるのは、日本中探しても多聞さんだけなんじゃないだろうか。読んだらなんだか元気になって、しっかりお腹も空いてきます。 お調子者のスパイス生活 vol.3 ターメリックパウダー付 矢萩多聞 1,100円(税込) 著者:矢萩 多聞 判型:文庫サイズ( 100mm×140mm) 頁数:60ページ 印刷:リソグラフ 発行:生活綴方出版部 矢萩 多聞 画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペン画を描きはじめ、南インドと日本を半年ごとに往復、横浜や東京で展覧会を開催。2002年から、本のデザインにかかわるようになり、これまでに600冊を超える本を手がける。2012年、京都に移住。現在は出版レーベルAmbooksや、WEBラジオ「本とこラジオ」など、本とその周辺をゆかいにするべく活動中。 著書に『美しいってなんだろう?』(世界思想社)、『本とはたらく』(河出書房新社)、『本の縁側』(春風社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、 共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。 ※掲載商品は店頭でも販売されています。ご注文のタイミングにより品切れの可能性もありますので、その場合はご連絡いたします。
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月とトマト
¥880
SOLD OUT
月とトマト 目が覚めると、おぼえのない感触のタオルケットに身をくるまれていた。 かとうひろみさんの小説に描かれるのはいつも、暮らしのすぐそばの狂気(というかひとりの人間がふつうに持つ狂気)。玄関や窓、あるいは襖(ふすま)や障子、カーテンのあちらがわの、明日の朝起きたあとの、あるかもしれない奇妙な世界…。 この小説がこわいのではない。読んだあとの生活がこわくなる。かとうひろみの「小さい本屋の小さい小説」シリーズ待望の第二弾! 月とトマト 880円(税込) 著者:かとう ひろみ 判型:文庫サイズ 頁数:44ページ 発行:生活綴方出版部 かとう ひろみ 神奈川県川崎市生まれ。双子座O型。文芸ユニットるるるるん等で小説を発表。主な著作に『小さい本屋の小さい小説』(生活綴方出版部)、『タソガレ』(佐々木未来との共著/carrot cake press)がある。猫をこよなく愛し、蒟蒻をこよなく憎む。引きが強い。特技は一人で背中に湿布が貼れること。 ※掲載商品は店頭でも販売されています。ご注文のタイミングにより品切れの可能性もありますので、その場合はご連絡いたします。
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生活綴方出版部/点綴 vol.3
¥1,320
点綴(てんてい)vol.3 美味しいひとの話 点綴とは、点を打ったように、ほどよく散らばっていること。 ばらばらのものを綴り合わせること。 美味しいインタビュー、漫画、紀行や小説、コラムなどが盛り沢山な一冊。表紙のおでんも素敵。 点綴(てんてい)vol.3 美味しいひとの話 1,320 円(税込) 仕様:文庫版 表紙:Yuhei Paint 印刷:リソグラフ 企画・編集:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部
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製本と自由
¥770
製本と自由 向田鉄 「製本する身体が自分の呼吸を助けてくれる」 生活綴方出版部の本はだいたい彼の手が入っている。手先が器用ではない、熟練でもない。うまくいかないこともある。それでも彼が製本に取り組むのは自由のためだ。「製本のリズムやうねりに身を投じていると気楽になれる。考えすぎたり言葉を選びすぎたりして口を噤んでしまう自分を解いてくれる。そんな時は言い淀みも、尻すぼみも気にせず流れるままに人と話せる」。生活綴方での本づくりを“見習い製本工”の支店から綴った記録集としても面白い。 製本と自由 向田鉄 770 円(税込) 著者:向田鉄 仕様:文庫版・36ページ 印刷:リソグラフ 発行者・編集:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部
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本屋・生活綴方のつづりかた #0
¥770
本屋・生活綴方のつづりかた #0 ぼくも、自分でつくってみたい。 でも、場所が必要だ。 それなら、ここを本をつくることができる本屋にしたらどうだろう? 本を売るだけでなく、つくる。ただつくるだけでなく、この本屋に集まるひとが本を書く。そうしたら、この場所はとても豊かなものになるはず。 「70年続くまちの書店」といえば聞こえはよい。だが、実態はそうでもない。放漫な家族経営、膨れ上がる借金。石堂書店の二階に事務所を構えてしまったがゆえに、経営再建に巻き込まれ、新たに本屋「生活綴方」をつくることになってしまったところまでの記録。 本書は2021年11月と翌年5月に生活綴方出版部で発行した雑誌『点綴』『点綴2』に寄稿した文章を加筆修正してまとめたものである。それらの雑誌は人気が高く、見本を置いているだけでほしいというひとがいるのに、2〜3年前の情報だからどうしても内容が古く、そのまま再版する気にはなれなかった。一方で、本屋・生活綴方が成立した経緯や、「店番」「本をつくる本屋」の観点から、どんなお店なのか興味をもってくれるひとがいて、いちから全部お話しするのは面倒でもあり、必要性を感じていた。自分たちでつくった本を携えて全国各地のイベントに出店することが多くなったのでなおさら必要になってきた。そういう後ろ向きな気持ちで書き直し、編み直し、刷り直したものだから、完成度に難があることを先にことわっておきたい。 本屋・生活綴方のつづりかた #0 中岡祐介 770 円(税込) 著者:中岡祐介(三輪舎) 仕様:文庫版・40ページ 印刷:リソグラフ 企画・編集:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部 →中岡祐介(なかおか・ゆうすけ) 1982年、茨城県ひたちなか市出身、横浜市在住。約8年間勤めた会社をドロップアウトした後、出版経験がないまま出版社・三輪舎を創業。「おそくて、よい本。」を旗印に毎年1〜2冊ペースで本をつくる。2019年より横浜・妙蓮寺の街の書店・石堂書店の経営に参画。2020年2月、本屋・生活綴方を開業。本を売り買いするだけでなく、本をつくる本屋として、孔版印刷機・リソグラフをつかった小規模出版レーベル「生活綴方出版部」を開始。株式会社三輪舎・代表取締役。株式会社石堂書店・代表代行、生活綴方出版部主宰。
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日記集『八月二十九日、』
¥770
日記集『八月二十九日、』 天野潤平 本書は天野さんが8月29日に当店で“一日店番”をするにあたり記念として制作されました。当初は購入者特典としてリーフレットサイズのブックリストを作ろうという話だったのですが、天野さんの熱意に圧され(なんと一万五千字以上!)、とても読み応えのあるZINEになりました。 前半は本づくりのお話。例えば、装丁家に仕事をお願いするときの依頼状の全文を掲載しています。後半は、当時批判が殺到した「メンタリスト」による発言への怒り。最後に「常に立ち返る」「ふとした瞬間、流れ着いてしまっているような」「場所」をつくってくれた本をめぐるブックリスト。 専門性に閉じこもらない、公けに開かれた本を一途なまでに作り続ける編集者の思考を垣間見ることができる一冊です。 ・東横線にいる。 ・編集者と〆切。 ・依頼状見たい。 ・最悪な夏休み。 ・なぜ怒るのか。 ・本のいる場所。 文集・猫以外 770 円(税込) 仕様:B6変型・32ページ 装画:安達茉莉子 印刷:リソグラフ 企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部
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文集・猫以外
¥880
文集・猫以外 猫はうつくしい、かわいい、おもしろい……。すべてのポジティブな形容詞を与えても言い尽くせぬ魅力がある。猫は人生の余暇をすべて積み上げても語り尽くせぬ物語を日々創出している。ただ、ここ最近、誰も彼も、猫をあまりに褒めそやしすぎていないか。といったって猫にとっては無論どうでもいい話なのだが、猫以外の生きものたちは少なからず割を食っている。猫について語られた時間は、猫以外について語らなかった時間と同量である。生きものとともに過ごした時間は、人格の形成において文字通りかけがえがないものだ。これを語る「ぼく」という主語には、二羽のニワトリと三匹の犬と野良猫とインコと原っぱで捕まえた数え切れないコオロギが含まれている。極めて個人的な話を他人に話す機会はふつう訪れない。それについて書き残す機会などありえない。だけど聞いてみたい、読んでみたい、書いてみたい。そう思って、この文集をつくりました。(はじめにより) ・浅生鴨/庭に鳥のいたころ ・わかしょ文庫/R.I.P.SRA ・うのりえ/仔犬のお化け ・佐々木未来/水の中のあくび ・友田とん/ 犬、カブトムシ、その他の生きもの ・柏井優佳/叔父さんのうみ ・kamebooks/亀は待ってくれる ・中岡祐介/千の風になった犬と、父の絶叫 文集・猫以外 880 円(税込) 仕様:B6小版・48ページ 装丁:佐々木未来 印刷:リソグラフ 企画・編集:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部
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ちょっとした、ごはんの話。
¥770
SOLD OUT
ちょっとした、ごはんの話。 モノ・ホーミー 「ごはんを食べるのもたのしいけれど、ごはんの話をすることも同じくらいたのしい」 本書は図案家のモノ・ホーミーさんによる「だいたいレシピ」漫画。モノさんはとても美味しいと思って書いているのだけど、レシピ本というわけではない。例えば「きゅうりカレー」。「もっときゅうりを」「大丈夫」「思い切って!」と書いてある。そう言われるとだんだん尻込みしてくる。でも、他人の料理の話ってだいたいそんなものだ。おいしいよ、と言われて、今度やってみるねと返答するが、けして真似はしない。だけど、面白い。正直ちょっとふだんどんな料理をするかの話をしているだけで、時間はあっという間に過ぎ去っていく。 この街で 矢部真太 770 円(税込) 著者・デザイン:モノ・ホーミー 仕様:B6小版・20ページ 印刷:リソグラフ 発行:生活綴方出版部 →矢部 真太 / Shinta Yabe 新聞記者・写真家。1992年生まれ。小笠原諸島父島で育つ。大学卒業後、地方新聞社に入社し、ラグビーやプロ野球などスポーツを中心に取材。2016年には京都国際写真祭「KG+」にて展示。現在は横浜市白楽に在住している。
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この街で
¥1,100
この街で 矢部真太 学生時代にカメラを手にした矢部真太は当初、特定秘密保護法や安保法案に反対するデモを行っていた同世代の学生たちを皮切りに、いきいきとした被写体を主に選びながら写真家として活動してきた。卒業後は新聞記者として働きつつ、新たな道を模索している。はじめての写真集『この街で』は、活動の拠点である横浜、とくに白楽や妙蓮寺など東横線沿線のまちに暮らすひとびとのポートレートだ。名機makina67を使って撮影したものを、生活綴方のリソグラフで印刷。ふだん接点のない“名もなきひと”が突然、物語を帯びて眼前に現れてくるはず。 この街で 矢部真太 1,100 円(税込) 著者:矢部真太 仕様:B5・56ページ 印刷:リソグラフ 装丁:佐々木未来 企画・編集:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部 →矢部 真太 / Shinta Yabe 新聞記者・写真家。1992年生まれ。小笠原諸島父島で育つ。大学卒業後、地方新聞社に入社し、ラグビーやプロ野球などスポーツを中心に取材。2016年には京都国際写真祭「KG+」にて展示。現在は横浜市白楽に在住している。
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あいだからせかいをみる
¥1,210
あいだからせかいをみる 温又柔・深沢潮・辻野裕紀 日本語、韓国語、中国語、台湾語――我々が言語と呼ぶものは誰のものでもない。しかし、「あいだ」にいる人々はときに、言語を奪われ、ないがしろにされてきた。それは昔の話だろう、海外の話だろう、我が国は…と即座に思った人はきっと閉鎖的なマジョリティの側にいる。あいだにいる人は、その土地の言葉を話すと、現地のひとにきまってこう言われる。「お上手ですね」。そういえばぼくも、海外から来た外国人に対して同じように言ったことがある。心の中で、「”私たちの”言葉を話してくれてありがとう」とも。そのときのぼくは〈日本語は私たちの言葉であって、本来あなたの言葉ではない〉という前提に立ってしまっていたのだった。 本書は、台湾に生まれ日本で育った小説家・温又柔さんと韓国にルーツを持つ小説家・深沢潮さん、そして韓国語研究者の辻野裕紀さんによる対談・鼎談をもとにしている。あいだで生きてきた彼らの「あいだ」の話を読んでいると、自らの過去を省みつつも、それ以上にこのせかいが豊かなものに見えてくる。辻野氏はあとがきで、次のように締めている。「〈わたし〉の複数性に敏感になること――これこそが他者の生への想像力を賦活させ、よりよい社会を作っていくためのよすがとなるのではないか」。 言語文化論としてだけでなく創作論や言語学習の愉しみについても話題が及ぶ、豊穣な「あいだ」論! あいだからせかいをみる 温又柔・深沢潮・辻野裕紀 990 円(税込) 仕様:B6やや小さめ・72ページ 印刷:リソグラフ 装丁:佐々木未来 企画・編集:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部
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ブクサムZINE 2023
¥990
ブクサムZINE2023 すきな仕事、きらいな仕事 執筆依頼 「好きなしごと、嫌いなしごと」 版社といっても小さな規模でやっておりますから、本をつくること以外にもいろいろな仕事がつきまといます。経理、発送、営業、イベント、棚卸、書類整理… 。書店営業に心が折れて二度といかないというひとや、経理を誰かやってもらいたいけど雇えるお金がないというひともいるでしょう。本をつくるために独立したのに、本づくりと直接関係ない仕事をしている時間が長いひともいるかもしれません。でも、それらすべてが嫌いというわけではないと思います。というか、実は経理のほうが好きだというひともいるでしょうし、発送こそが出版だ!という方も中にはいるかもしれません。今回のテーマ「好きなしごと、嫌いなしごと」では、出版にかかわる様々な仕事で、とりわけ好きな仕事、本当に嫌いな仕事についてご執筆いただきたいと思います。編集とか営業、みたいな括りではなく、「テープ起こし」とか「出張のホテル探し」のように具体的なことをテーマにお願いします。 本書は2023年10月1日に開催された「Books&Something(ブクサム)2023」に合わせて、出店する版元11社の代表が執筆し、生活綴方出版部によって制作されたものです。 ・生きる。 百万年書房 北尾修一 ・ここに一冊の本があって。 七月堂 後藤聖子 ・好きなの嫌いなの日記 タバブックス 宮川真紀 ・これより出版活動を開始する ナナロク社 村井光男 ・「好き」が「嫌い」を凌駕する 夕書房 髙松夕佳 ・いただきもので生きている 信陽堂 丹治史彦 ・嫌よ嫌よも好きのうち SUNNY BOY BOOKS 高橋和也 ・庭師をやっていく TISSUE PAPERS 安東嵩史 ・アナログなしごと よはく舎 小林えみ ・笛吹きのエルフ 三輪舎 中岡祐介 ブクサムZINE2023 すきな仕事、きらいな仕事 990 円(税込) 仕様:B6やや小さめ・48ページ 印刷:リソグラフ 装画:山下ようすけ 企画:中岡祐介(三輪舎) 発行:生活綴方出版部 ※掲載商品は店頭でも販売されています。ご注文のタイミングにより品切れの可能性もありますので、その場合はご連絡いたします。
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生活綴方出版部/文集・先生
¥1,100
文集・先生 加藤直徳さんがつくる雑誌『NEUTRAL COLOR』の二号・学校特集がすばらしい。 その寄稿者のひとりに名を連ねる友人の矢萩多聞さんと、電話で感想を言い合っているときに「先生の話って尽きないよね。いろんなひとの先生についての話を」聞きたいね」という話になって、この文集『先生』をつくることにした。(巻頭・「文集『先生』について」より) 文集・先生 1,100円(税込) 矢作多聞、笹井瑠美子、小島美茂、迫祐子、青木直哉、安達茉莉子、石堂智之、かとうひろみ、澤村建造、鈴木雅代、田中晴暇、chihiro、矢部真太 ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷 ・サイズ140×197、本文61ページ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・装画:安達茉莉子 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/往復書簡 ふつうの書店員
¥880
SOLD OUT
往復書簡 ふつうの書店員 ながいあつこ・三浦拓朗 書店は、そして書店員は、そのまちの文化の担い手である。しかし、書店は続々閉店し、書店員は職場を失いつつある。職場が残っていたとしても生活するのにやっとの給与しか受け取れない。 長年の棚作りの経験に裏打ちされた技術をもつ熟練の書店員、これからの書店文化を担うはずだった中堅・若手の書店員—彼らの多くは、その仕事を続けたくても続けられず、現場を離れていった。 独立系書店(定義は曖昧だが、その意味するものはなんとなく共有していると思う)の書店主は、インターネットや新聞、雑誌の記事を通じて、また彼ら自身が発信するSNSの投稿を通じて、注目されている(だからといってうまくいっているとは限らないのだが)。でも、いわゆる「書店チェーン」の書店員の場合はどうだろうか。チェーンの社員やスタッフは自由な発信をほとんど認められていない。発信する余裕などないし、そもそも発信したいことなどないと言うのを聞いたことがある。 本屋・生活綴方には、70名近い「お店番」がいる。そのなかに、社員として他の書店に勤めながら、だいじな休日の時間を割いて本屋・生活綴方のお店番としてかかわるひとが、ふたりいる。書店チェーンに勤める三浦拓朗さんと、書店チェーンを経て大学内にある書店に勤めるながいあつこさんだ。休日まで本屋ではたらくなんて、どれだけ本屋好きなのか、と不思議に思うひともいるかもしれない。でも、彼らは、書店員でありつづけるために、ここに来ている。 ふたりに、書店のしごとについてなにか書いてほしいと思って、この企画を持ちかけた。2021年11月半ばから2022年1月末までのあいだ、Eメールをつかった往復書簡で、おたがいのしごとについてのやりとりをしてもらった。 序文より 往復書簡 ふつうの書店員 ながいあつこ・三浦拓朗 880円(税込) ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷 ・A6やや小さめ/48ページ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) →ながいあつこ 大学内にある本屋で働いています。本屋・生活綴方のお店番のご縁で、妙蓮寺にある古民家にて本のイベント「妙蓮寺 本の市」開催・運営しています。 →三浦拓郎 北海道小樽市生まれ。海のある様々な土地で育つ。某書店チェーン勤務。好きな文豪は泉鏡花。本谷有希子の新作は欠かさず読む。びっくりドンキーをこよなく愛す。2021年1月より本屋・生活綴方の店番をつとめる。 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/小さい本屋の小さい小説
¥880
SOLD OUT
小さい本屋の小さい小説 かとうひろみ 普段帰りの遅い夫が、珍しくその日は早く帰った。手にはビニール袋を提げている。はい、と渡されて中を覗くと、ビニール袋の中には小さな魚がぎっしり入っている。 「魚、そんなにたくさんどうするの」 「飼おうか」 「だって全部死んでるじゃない」 「じゃあ食べよう」 そう言った夫の目はたしかにそのとき、ビニール袋の中の魚の目と同じくらい死んでいたのに、私はそれに気づかないふりをしたのだった。 (「タソガレ」冒頭より引用) 我々は生活のなかの違和感に「気づかないふり」をして生きている。違和感がない日が二日もつづくことなど、本当はありえないのだ。だからといって、いちいちそれにかまっていたら、からだがもたない。いつしか我々は違和感に「気づかないふり」をしていた事実を忘れてしまっているのだ。] という想像を掻き立てる冒頭の短編「タソガレ」を、まずは必読。本屋・生活綴方で12ヶ月連続で無料で配布したショートショート「小さい本屋の小さい小説」12編が一冊に。 小さい本屋の小さい小説 かとうひろみ 880円(税込) ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷 ・52ページ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・装丁/装画:佐々木未来 →かとうひろみ 神奈川県/慶應義塾大学文学部卒業。会社勤務の傍ら、ときどき本屋・生活綴方店番をする。文芸ユニットるるるるん等で小説を発表。「未病」「凶器としてのピータンについて」「コン、コン」 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/文集・バイト
¥990
文集・バイト 曽根雅典ほか こないだ四〇歳になった。これまでの人生でもっといろんなしごとをしてこれたらよかったのに、とふと思った。人生だいたい八〇年として、あと半分しか時間がない。こういう動物に生まれてしまったからには世の中のできるだけ多くのものごとに触れてから死にたい。 多くのものごとに触れるためには多くのしごとをするのが一番だ。得られる金銭の多寡は、その場合関係がない。 とはいえ、無限にあるしごとをじぶんのからだで体験することはできない。 だから多分、ぼくは本を読むのだろう。作品世界のなかで、登場人物がどんな仕事で生計を立てているかがいつも気になる。フィクションよりも、実際に生きているひとを題材にしたノンフィクションが好き(小説はほとんど読まない)なのもきっとそういうことだ。でも、もっと好きなのは、身近なひとが書いた文章だ。いつも顔を合わせるひとがどんな仕事をしているのか、してきたのかに興味がある。とくに、手を動かしているしごとをしているひとが好みだ。 この文集は、ぼくの〝しごと知りたい欲〟を満たすためにつくった。しごとのなかでも、バイトに限定している。〝正規〟のしごとの話でもよかったのだけど、バイトのほうがバラエティが豊かできっと面白いだろう。しごとの内容だけでなく、しごとを通じて出会ったひとや、できごとの記憶をくわしく綴ってもらった。 序文より 文集・バイト 曽根雅典ほか 990円(税込) ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷 ・B6やや小さめ/48ページ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・表紙装丁:千葉美穂 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/シの本
¥1,320
シの本 佐藤yuupopic コロナ禍だからこそ練り上げられた言葉たち 佐藤さんは主に野球をテーマにした詩で知られ、ご自身のレーベル「風神雷神や。」でいくつかの詩集を発行しつつ、各地のポエトリーリーディングを活動の場としています。彼女の書く詩は、目の前でまさに詩を朗読しているようなリズムが特徴的です。今回の詩集はコロナ禍真っ只中に開催されたイベントで発表されたものが多く収録されています。そういう状況で詩を創作することの難しさ、強引に開催されようとしている祭典への抗議(をする場所がないことへの諦念)、それでも生きることへの執念。コロナ禍だからこそ練り上げられた言葉たちです。 シの本 佐藤yuupopic 1,320円(税込) ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷 ・A5やや小さめ/64ページ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・装画:竹本侑樹 →佐藤yuupopic(さとうゆうぽぴっく) 1973年、東京/右投げ右打ちの野球詩人 東京造形大学美術学部比較造形専攻卒業。名前の由来はyuu×popmusicから。ゼロ年代初頭、映像制作会社勤務の頃にインターネットで詩の投稿サイトに出会い、ことばで映画を撮り始める。同時期よりポエトリー・リーディングもスタート。詩のレーベル「風神雷神や。」運営や、アーティストの笹谷創との音楽×詩のユニット「pop/jective」の結成、詩集や音源をリリースし、書店やライブハウス、クラブなどでLIVEを展開。本屋・生活綴方の月イチ店番詩人。 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/つくろい
¥1,430
SOLD OUT
つくろい 堀道広が修理したもの 堀道広 漫画家・うるし作家、堀道広さんが本屋・生活綴方と一緒につくったZINE。器やお盆、せんべいや鳩サブレーの金継ぎ、源氏パイと平家パイの仲直り継ぎなど、堀さん固有の「修理」の仕事に焦点を当てています。 つくろい 堀道広が修理したもの 堀道広 1,430円(税込) ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷(特色インキ6色) ・B6変型/54ページ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・画装:堀道広 →堀道広(ほりみちひろ) 1975年、富山県 富山大学芸術文化学部卒業後、石川県立輪島漆芸技術研修を終了。1998年「月刊漫画ガロ」でデビュー。漆職人として勤める傍ら漫画の持ち込みを続け、2003年、アックス漫画新人賞佳作。また、漫画の仕事と並行して、割れた陶器を漆で修復する教室「金継ぎ部」を主宰。 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/本の話
¥880
SOLD OUT
ちいさなお話し会 vol.1「本の話」 小鳥美茂 「誰かの当たり前は、当たり前じゃない。あなたの当たり前も、当たり前じゃない」 「じぶんにとっては当たり前過ぎて、人に話すほどではないと思っているようなこと。そういうことを、聞いてみたいと思いました。誰かにとっての当たり前こそ、他の誰かにとっての力になったり、エネルギーになる気がしたからです」 コロナ禍の前は、遠いところにある知らないものを知りたいと思っていた。だから旅をして異文化に触れたり、少し足を伸ばして美術館やギャラリーを訪れたりした。それもそれでいいのだけど、そう簡単に人と会えなかったり、外出ができなくなったりするうち、身近なものに新奇さを感じるようになった。それは人間関係も一緒で、新しい出会いがないかわりに、身近なひとと出会い直す機会になった。 本書は小鳥美茂さんがみずから運営する鎌倉・由比ヶ浜のギャラリー「BORN FREE WORKS」で、2020年の1月から毎月12回に渡って開かれた「ちいさなお話し会」の記録だ。招かれたゲストは小鳥さんの友人、知人。つまり「知った仲」のはずだが、小鳥さんは彼らとここで出会い直す。友達のしごとについて深堀りする親密さとともに、質問の随所に、初めて会ったかのような新鮮さがある。 今回は、本を仕事にする3人を選り抜いた、シリーズ1冊目。 ちいさなお話し会 vol.1「本の話」 小鳥美茂 880円(税込) ・発行/印刷:生活綴方 ・リソグラフ印刷/中綴じ/56ページ ・A6やや小さめ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・発行・印刷:本屋・生活綴方 →小鳥美茂 1977年、東京/タイパンツ作家 鎌倉由比ヶ浜で活動 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/からだが教えてくれた
¥770
SOLD OUT
からだが教えてくれた 『東京の生活史』を読む みやべほの 「本の中に自分を見つける。それが好きな自分でも嫌いな自分でも構わない。その時に響いた言葉は、自分のいまの状態を教えてくれる。」ある日悩んで手に取った『東京の生活史』を読んで、彼女は書きはじめる。読むことで出会った、あの人の話ももこの人の話も。これは自分の物語ではないか。「諦めることと変化することは、おそらく繋がっている。諦めたことで体が緩む。」痛みに人一倍敏感。世の中は嫌なことと苦痛と恐怖がてんこ盛りの世界。私は死ぬまで変わることはないだろう。そう思っていたが書くことによってからだがが変わり始めた。思いがけず出会ってきたひと、耳をかたむけ聞いた言葉。わたしが選び取り、手放してきたもの。諦めるという言葉にこんなに光を当てることができるのは、常に好奇心と明るさを持つ彼女の特権だと思う。 からだが教えてくれた 『東京の生活史』を読む みやべほの 770円(税込) ・版元:三輪舎 ・リソグラフ印刷/中綴じ/38ページ ・A6(文庫版) ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・発行・印刷:本屋・生活綴方 →みやべほの 役者/シュルー所属 2012年から絵を描きはじめ2017年に初個展「俳諧日和」開催 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。
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生活綴方出版部/ジャグラー
¥880
生活綴方出版部/ジャグラーのぼうけん vol.1 ジャグラーのぼうけん vol.1 青木直哉 フツーの中学生、ジャグラーになって、世界へ。 ジャグリングのメディア「PONTE」編集長の青木直哉が、いかにして14歳でジャグリングを始め、また、なぜ世界のジャグリングシーンをその目で見ようと夢を膨らませたのか。ジャグリングを携えて各地を巡った旅と、出会った人々のことを、エッセイ調で伝えるシリーズ『ジャグラーのぼうけん』。第一弾では、始まりの数年間について触れています。ジャグリングをよく知っている人にも、また、まだ知らない人にも。実際に訪れて、見て、聞いて、感じてきた異国の空気と、各国のジャグラーたちの生き方。その質感を、文章を通して伝えられたら、という思いで執筆を始めた、小さな「ぼうけん」の書です。 ジャグラーのぼうけん vol.1 青木直哉 880円(税込) ・版元:三輪舎 ・リソグラフ印刷/中綴じ/52ページ ・A6やや小さめ ・企画・レイアウト:中岡祐介(三輪舎) ・発行・印刷:本屋・生活綴方 →青木直哉 1991年横浜生まれ。ジャグラー、ペン画家、翻訳者、文筆家、愛猫家。 一番の趣味は外国語。2006年にジャグリングと出会い、2014年にライフワークとしてジャグリングメディア「PONTE」を立ち上げる。デリバリー配達員、雑誌制作の助手、翻訳の仕事で日銭稼ぎをしつつ、ジャグリングと生きている。 →生活綴方出版部 横浜・妙蓮寺の本屋・生活綴方の出版レーベルです。すべてリソグラフ印刷、人力製本。三輪舎が主宰しています。