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本を贈る
¥1,980
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著者 若松 英輔 島田 潤一郎 牟田 都子 矢萩 多聞 橋本 亮二 笠井 瑠美子 川人 寧幸 藤原 隆充 三田 修平 久禮 亮太 本は工業的に生産され、消費されている。本は確かに商品だが、宛先のある「贈りもの」でもある。「贈る」ように本をつくり、本を届ける10人それぞれの手による珠玉の小論集。 著者、編集、校正、装丁、印刷、製本、営業、取次、書店員、本屋。書き手から売り手までの10の職種のそれぞれから選りすぐった、本を贈る「名手」たちによる書き下ろしエッセイ集ができあがりました。類書はありますがインタビューものばかりですが、本書は本人のことばにこだわりました。ほとんどの著者は執筆を本業していないどころか、得意でもありません。だからこそ、心の声に向き合ってもらえるようにじっくり時間をかけて 執筆をしてもらいました。 本を贈る 1,980円(税込) ・版元:三輪舎 ・304P ・四六判 縦194mm 横133mm 厚さ25mm 若松 英輔 (ワカマツ エイスケ) (著) 一九六八年、新潟県生まれ。批評家・随筆家。 慶應義塾大学文学部仏文科卒業。二〇〇七年「越知保夫とその時代 求道の文学」で第一四回三田文学新人賞受賞。二〇一八年『見えない涙』(亜紀書房)にて第三三回詩歌文学館賞を受賞。著書に『常世の花 石牟礼道子』(亜紀書房)、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋) 、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『霊性の哲学』(KADOKAWA)など。 島田 潤一郎 (シマダ ジュンイチロウ) (著) 一九七六年、東京育ち。 二〇〇九年九月に出版社「夏葉社」を東京・吉祥寺で創業。『昔日の客』(関口良雄著)、『星を撒いた街』(上林暁著)ほか、昭和の名著の復刊などをひとりで手がける。著書に『あしたから出版社』(晶文社)がある。 牟田 都子 (ムタ サトコ) (著) 一九七七年、東京都生まれ。出版社の契約社員をへて、フリーランスの校正者。関わった本に『猫はしっぽでしゃべる』(田尻久子、ナナロク社)、『詩集 幸福論』(若松英輔、亜紀書房)など。 矢萩 多聞 (ヤハギ タモン) (著) 一九八〇年、横浜市生まれ。画家・装丁家。 中学一年で学校をやめ、南インドと日本を半年ごとに往復。二〇〇二年から本づくりの仕事にかかわるようになり、これまでに四五〇冊を超える本をてがける。著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)など。 橋本 亮二 (ハシモト リョウジ) (著) 一九八一年、名古屋市生まれ。大学卒業後、朝日出版社に入社。一般書営業部所属。流通から販売までの一連の業務に従事している。Twitter運用やメールマガジン発行も担当。全国各地、本のある空間に行くことが日々の糧。 笠井 瑠美子 (カサイ ルミコ) (著) 一九八〇年生まれ。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、株式会社東京印書館に入社。製版部、管理部門を経て退職後、デザイン制作会社に勤務する傍ら、手製本工房まるみず組で手製本を習う。現在は加藤製本株式会社で束見本作成に従事。文芸や人文書などの上製本を主に手がける。 川人 寧幸 (カワヒト ヤスユキ) (著) 一九七一年生まれ。一九九四年早稲田大学第二文学部卒業。フリーター時代を経て九〇年代後半にリブロ池袋本店でアルバイト二ヶ月、契約社員二年。取次の鈴木書店でアルバイト一年、正社員二年。同社倒産後、本の運送会社や書店でのアルバイトを経て、二〇〇三年、取次の株式会社JRCの創業に参加。二〇一二年に副業として出版の夜光社、同年、取次として独立し、ツバメ出版流通株式会社を創業。現在に至る。 藤原 隆充 (フジワラ タカミチ) (著) 藤原印刷株式会社 取締役。創業七〇年の印刷会社の四代目。企画の段階から造本における仕様の提案を得意とし、本づくりを全面的にバックアップする。近年ではインディペンデント系の実績多数。代表的な作品として『T5』(東京藝術大学)、『もうひとつのデザイン』(D&DEPARTMENT)、『Rebuild New Culture』(Rebuilding Center Japan)、『わざわざの働きかた』(わざわざ)等。 三田 修平 (ミタ シュウヘイ) (著) 移動式本屋・ブックトラック店主。横浜市在住。 TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS等を経て、二〇一二年に独立。ブックトラックの他にも飲食店や小売店のブックセレクト、雑誌・ウェブサイトでの連載など様々な形で本に関わる仕事をしている。 久禮 亮太 (クレ リョウタ) (著) 一九七五年生まれ、高知県出身。早稲田大学法学部中退。あゆみBOOKS早稲田店アルバイト、三省堂書店契約社員を経て、二〇〇三年よりあゆみBOOKS五反田店に正社員として勤務。二〇一〇年より同社小石川店店長。二〇一四年退職。二〇一五年「久禮書店」の屋号で独立。神樂坂モノガタリ(東京都新宿区)などで選書、書店業務一般を行うほか、長崎書店(熊本市)などで書店員研修も担当している。 →三輪舎 横浜・妙蓮寺を拠点にする、生活のことばをあつめる出版社です。旗印は「おそくて、よい本」。 【配送方法について】 以下からお選びいただけます。 ◎レターパックライト 料金:370円(税込)/全国一律 サイズ:340×248mm(A4サイズ)以内 厚さ:3cm以内 重量:4kg以内 追跡サービス:なし 郵便受けへお届け ◎レターパックプラス 料金:520円(税込)/全国一律 サイズ:340×248mm(A4サイズ)以内 厚さ:3cm以上可能 重量:4kg以内 追跡サービス:あり 対面でのお渡し/受領印必要 ※厚みがありますので、お客さまの郵便受けが狭いと入りにくい場合がございます。ご心配の方は、直接お渡しのレターパックプラスをお選びください。 ※複数お買い上げで、レターパックでは梱包できない場合は、ご連絡いたします。
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私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE
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私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE 安達 茉莉子 「これでいいや」で選ばないこと。 「実は好きじゃない」を放置しないこと。 これは、ひとりよがりの贅沢ではない。ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。 日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。 ――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。 手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化! 私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE 安達茉莉子 1,980円(税込) 仕様:リソグラフ印刷 判型:B6変型判(縦172mm 横112mm 厚さ16mm )/224ページ 装丁:仮フランス装丁/矢萩多聞(Ambooks) 校正:牟田都子 発行:三輪舎 著者:安達茉莉子 作家、文筆家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『毛布-あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)ほか。 【配送方法について】 以下どちらかでお選びいただけます。 ◎レターパックライト サイズ:340×248mm/厚み3cm以上可能 重量:4kg以内 郵便受けへお届け ◎レターパックプラス サイズ:340×248mm/厚み3cm以内 重量:4kg以内 対面でのお渡し/受領印必要
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タゴール・ソングス
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この美しい世界で私は死にたくない ひとびとに混じって私は生きていきたい インドとバングラデシュにまたがるベンガルの地に、貧困や不条理、きびしい現実のなかで息づくタゴールの歌。「詩聖」ラビンドラナート・タゴールが自然、人間の喜び、悲しみ、その内なる力を題材につくった歌は、百年の時を経たいまでも、困難を乗り越える糧になっている。―― 映画『タゴール・ソングス』を監督した佐々木美佳が数年に渡る撮影の旅路で出会った、3人のタゴール・ソングの“歌い手”をめぐる小さな物語。 タゴール・ソングス 佐々木美佳 1,980円(税込) ・版元:三輪舎 ・仮フランス装丁 144P ・B6変型判 縦179mm 横114mm 厚さ10mm →佐々木 美佳 映像作家、文筆家。1993年、福井県生まれ。東京外国語大学言語文化学部ヒンディー語学科卒業。2020年、ベンガル人のあいだで愛されている、タゴールが作詞・作曲した歌〈タゴール・ソング〉を探しにいくドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』で監督デビュー。2022年にはダッカ国際映画祭に出品。次回作は、日本に住む南アジア出身者がつくるカレーを題材にした長編映画と、タゴールとゆかりのある原三渓と三渓園をテーマにした短編『三渓の影(仮)』を準備中。 →三輪舎 まだ世によさを知られていないユニークな文化 (アート、手仕事、信仰、思考など)について、 本ならではの形で紹介しています。