1/6

アイヌもやもや

¥1,760 税込

この商品は1点までのご注文とさせていただきます。

別途送料がかかります。送料を確認する

アイヌもやもや
見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。

民族的マイノリティ、アイヌを取りまく「もやもや」の正体にせまります。

アイヌのまわりにはいつも、言葉にしにくい「もやもや」がついてまわる

日本の民族的マイノリティであるアイヌ。『ゴールデンカムイ』の人気などで、その文化や伝統への関心は高まっています。しかし、アイヌがかかえる差別や生きづらさなどにはまだスポットライトが当たっていないのが現実です。非アイヌのなかには、「とても重要そうなことだけど、正面から議論するには勇気がいる」「深く考えたいと思っても、漠然とした知識しかないので難しい」。このような感覚をもつ人も多いのではないでしょうか。このように、アイヌにまつわることには、つねに言葉にしにくい「もやもや」がついてまわります。こうした気分を表すのが「アイヌもやもや」という言葉です。

「もやもや」の正体をさぐった先にあったもの

アイヌをとりまく「もやもや」は、一体何なのでしょうか? その正体を探るべく、自身もアイヌとしてのルーツをもつ北原モコットゥナシが、さまざまな視点から解説していきます。無知・無理解や差別の構造、そしてマイノリティとマジョリティの関係など、アイヌもやもやについて考えていくと、女性やLGBTQ+、障がい者など他のマイノリティに重なる部分も見えてきます。

アイヌが感じている「もやもや」を、田房永子が漫画で表現!

母からの過干渉への葛藤や男性を中心に回る社会への疎外感を、鋭い視点でユーモアをもって描いてきた田房永子。本書では、アイヌが日常のなかで出会うさまざまな「もやもや」を田房氏の手によって漫画化しています。マジョリティに優位な社会の仕組みや、まわりからの無理解で、まるで虚を衝かれたような感覚に陥る瞬間など、漫画を通して感覚的に共有することができます。


Contents
・「憲法二四条同性婚違憲論」に完全終止符を打つ(鈴木賢)
・結婚の自由はすべての人に(「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟 弁護団 弁護士 皆川洋美)
・森氏の女性蔑視発言、「わきまえる」から浮かび上がる日本の構造 
 ─ キッチンも変わらない、古いシステムの先 ─ (笹川かおり)
・ハッテン場論はどこへ向かうのか 
 ─ 排除、賛歌、包摂のはざまで ─ (石田仁)
・クンタ・キンテとアンクル・トムと。
・「トランプ支持派黒人」の根深さはどれくらい? (丸屋九兵衛)
・トランプという災難、トランスの受難 (北丸雄二)
・LGBT と病理の歴史・性同一性障害が無くなるまで(畑野とまと)
・「アンチ」征伐よりも、自分で自分を幸せにする活動をやりましょう(永易至文)

アイヌもやもや
1,760円(税込)

著:北原モコットゥナシ
漫画:田房永子
デザイン:倉科明敏(T.デザイン室)
仕様:四六判(130×188mm)180ページ

印刷・製本:株式会社シナノ
発行:303BOOKS


→著者プロフィール

・著:北原モコットゥナシ
1976年東京都杉並区生まれ。北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授。アイヌ民族組織「関東ウタリ会」の結成に両親が関わったことで、文化復興や復権運動をはだで感じながら育つ。13歳のころ、北海道に暮らす祖母、小田トーニンテマハの影響でアイヌ語樺太方言や樺太アイヌの文化に関心をもつ。和名は北原次郎太。著書に『アイヌの祭具 イナウの研究』(北大出版会)『ミンタㇻ1 アイヌ民族27の昔話』(小笠原小夜氏と共著、北海道新聞社)など。

・漫画:田房永子
1978年東京都千代田区生まれ。漫画家、エッセイスト。2001年、アックスマンガ新人賞佳作受賞。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を2012年に発行。大きな反響を呼ぶ。他にも『キレる私をやめたい』(竹書房)、『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(上野千鶴子氏と共著、大和書房)など著書多数。

※掲載商品は店頭でも販売されています。ご注文のタイミングにより品切れの可能性もありますので、その場合はご連絡いたします。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (22)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥1,760 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品