
わたしが掃除人だった話 1999→2004
1941年、港区に生まれ、5歳で終戦を迎えた鈴木昌さん。
戦後、疎開先から母と二人の妹と共に目黒の地へ移り、電電公社やスナックの手伝い、目黒区役所と職を重ねてきました。 そして定年後、ふとしたきっかけから行き着いたのが、「掃除人」という仕事でした。
1990年代末から2000年代初頭にかけて、目黒区内の公園やトイレを掃除する中で綴られた「現場の視点」。東京都という都市の裏側を支える「掃除」という営み、そしてかつて朝鮮半島からこの地へ渡ることを余儀なくされた人々の歩み。その境界に身を置いた鈴木昌さんの眼差しを通して、日々手を動かし、現場の空気に触れる中でふと立ち上がる、静かな気づきが綴られた一冊です。
編集・デザイン・製本はSUT(Space Utility TOKYO)が担当。
表紙には、昌さんが掃除中に見つけたおもちゃたちを、かつての『仲間たち』に見立てて配しました。装丁は、赤と黄色の糸を用いたミシン綴じ。小さく細身な昌さんの姿を、日本と韓国、二つの地を細くとも力強くつなぐ一本の糸に見立てて、一針ずつ丁寧に綴じています。
わたしが掃除人だった話 1999→2004
1,320円(税込)
※オンライン手数料含みます(店頭1,200円)
・サイズ:A5変形(105 × 170 mm/仕上がり:110×170mm)
・カバー:ハトロン紙
・表紙周り:アラベール 110kg
・本文:藁半紙
著者:鈴木昌
協力:鈴木公一
写真:鈴木昌 所有
イラスト:青木俊輔
撮影:青木俊輔/SUT(Space Utility TOKYO)
編集・デザイン:SUT(Space Utility TOKYO)
印刷・製本:SUTリソスタ(Space Utility TOKYO)
著者プロフィール
鈴木 昌(すずき・まさ)
1941年、東京・港区生まれ。5歳の時に長野県での疎開生活を終え、母と妹二人と共に目黒区へ移る。1959年、高校卒業後に電電公社へ入社し市外電話局の交換手となるが、職業病を患い1968年に退職。その後、母が営むコーヒー店「アルファ」を手伝い、1970年からは目黒区役所にて図書館などの現場を経験する。
1996年の早期退職を経て、1999年よりトイレ清掃人、および高齢者事業団(労働者協同組合)での公園清掃に従事。現場で働く傍ら「目黒ユニオン」に加入し、清掃の現場から見える社会や労働のあり方を綴り続けた。2018年にはSpace Utility TOKYOにて絵画展を開催するなど、表現活動も多岐にわたる。
【ご注意】
※リソグラフ印刷
インクの特性上、印刷後もインクは完全に定着しません。印刷後に十分にインクを乾かした後でも、指でこすると汚れることがありますので、ご注意ください。
In lithographic printing, the ink does not dry completely. Your hands may get dirty.
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