クバへ/クバから
【作者コメント】
いぬのせなか座叢書 第4弾
沖 縄 を 、 い ま 、 東 京 か ら 「 撮 影 」 す る 。
写真を一種の演劇的手法としてとらえ、「現代の恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに多くのパフォーマンスや演劇、展示作品を発表してきた写真家/舞台作家、三野新。
福岡出身・東京在住のかれが、分厚い「沖縄写真」の歴史と、自らの内なる激しい抵抗感にともに曝されながら、「沖縄の風景」を/に向けて、撮影・編集・発表する。
被写体/撮影者、当事者/非当事者、太陽/影、植物/人間、身振り/視線、沖縄/九州、展覧会/写真集、個人制作/共同制作……
いくつもの「へ/から」の往復の果てで、〈撮影・演劇行為における素材のひとつ〉となった「私」が浮かび上がらせる、「写真(撮影行為)とは何か」という問いと、思考。そして写真たち。
装釘・本文レイアウトは、詩歌集のデザインや、小説の制作などで話題の、いぬのせなか座主宰・山本浩貴+hが担当。かれらにとって初の写真集デザインとなる。また、巻末テクストも執筆。三野のこれまでの活動を概観するとともに、今作における方法論を開示する。
写真と演劇のはざまで、さまざまな〈中間=浜〉を経巡りながら模索される、より演劇的かつ仮設的な「撮影行為」+「組写真」の方法論。その先には、はたしてどのような物語が、当事者性が、〈私〉が、ありうるのか――。
新作写真・ドローイング・コラージュ・戯曲はもちろん、これまでの全活動・全写真を振り返り、素材化し、新たな仮設的劇空間を立ち上げる。
三野新、待望の第一写真集。
クバへ/クバから
3,960円(税込)
サイズ:A4(210 × 297 × 8 mm)コデックス装
頁:140ページ
著者:三野新(みの・あらた)
編集:山本浩貴+鈴木一平
装釘・本文レイアウト・解説:山本浩貴+h
栞=小冊子:小田原のどか・佐々木敦
特製ペーパー:笠井康平
発行:三野新・いぬのせなか座写真/演劇プロジェクト制作実行委員会
三野新(みのあらた)
1987年福岡県生まれ。写真家・舞台作家。ニカサン主宰。舞台芸術作品を制作する「写真家」として、「現代の恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに活動。写真展示・パフォーマンス作品の発表や、他アーティスト・雑誌・ファッションブランドとのコラボレーション多数。受賞歴にフェスティバル/トーキョー12′公募プログラム選出、第2回&第4回写真「1_WALL」展入賞、TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD ♯04 準グランプリ&審査員賞受賞、第19回AAF戯曲賞特別賞受賞など。本書が第一写真集。
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